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06月04日-趣旨説明、議案質疑-01号

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  1. 上田市議会 2012-06-25
    06月04日-趣旨説明、議案質疑-01号


    取得元: 上田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    平成24年  6月 定例会(第2回)議事日程 第 1 会議録署名議員の指名 第 2 諸般の報告 第 3 会期の決定 第 4 議案第58号から第62号及び報告第1号から第13号(趣旨説明) 第 5 地方自治法第221条第3項の法人の経営状況報告 第 6 繰越明許費繰越計算書及び予算繰越計算書の報告 第 7 議員の派遣                                              本日の会議に付した事件 日程第1から第7まで                                              出席議員(29名)    1番   土  屋  勝  浩  君     2番   松  山  賢 太 郎  君    4番   古  市  順  子  君     5番   半  田  大  介  君    6番   小 坂 井  二  郎  君     7番   土  屋     亮  君    8番   佐  藤  公  至  君     9番   小  林  三 喜 雄  君   10番   井  沢  信  章  君    11番   西  沢  逸  郎  君   12番   佐  藤  清  正  君    13番   小  林  隆  利  君   14番   金  井  忠  一  君    15番   久 保 田  由  夫  君   16番   池  上  喜 美 子  君    17番   三  井  和  哉  君   18番   土  屋  孝  雄  君    19番   尾  島     勝  君   20番   下  村     栄  君    21番   児  玉  将  男  君   23番   土  屋  陽  一  君    24番   内  堀  勝  年  君   25番   清  水  俊  治  君    26番   南  波  清  吾  君   27番   渡  辺  正  博  君    28番   滝  沢  清  茂  君   29番   堀     善 三 郎  君    30番   深  井  武  文  君   31番   安  藤  友  博  君                                              欠席議員(2名)    3番   池  田  総 一 郎  君    22番   足  立     誠  君                                              説明のため出席した者     市    長   母   袋   創   一   君     副  市  長   石   黒       豊   君     政策企画局長   宮   川       直   君     上田地域自治   岡   田   洋   一   君     セ ン ター長     市 民 参加・     協働推進参事     総 務 部 長   山   本   謙   二   君     秘 書 課 長   神   代   芳   樹   君     財 政 部 長   井   上   晴   樹   君     財 政 課 長   小   林   一   彦   君     市民生活部長   鈴   木   栄   次   君     健康福祉部長   清   水   敏   昭   君     福祉事務所長     こ ど も未来   田   口   悦   子   君     部    長     商工観光部長   金   子   義   幸   君     農 林 部 長   峰   村   万 寿 夫   君     都市建設部長   清   水   治   彦   君     消 防 部 長   荻   原   敬   一   君     丸子地域自治   関       義   継   君     セ ン ター長     真田地域自治   高   橋   義   幸   君     セ ン ター長     武石地域自治   伊   藤   定   衛   君     セ ン ター長     会 計 管理者   片   山   久   男   君     上下水道局長   大   沢   和   正   君     教  育  長   小   山   壽   一   君     教 育 次 長   武   井   繁   樹   君     監 査 委 員   小   池   俊   一   君                                              事務局職員出席者     事 務 局 長   小   山       晃   君     事 務 局次長   鳴   沢   宏   紀   君     議会担当係長   清   住   拓   生   君     主    任   久 保 田   進   吾   君     主    任   山   崎   哲   規   君          午前 9時30分   開会 ○議長(尾島勝君) ただいまから平成24年6月上田市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。                       ◇ △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(尾島勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 今定例会の署名議員は、会議規則第81条の規定により、4番古市順子議員、5番半田大介議員を指名します。                       ◇ △日程第2 諸般の報告 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。 まず、今定例会に提出されました陳情について事務局長に報告させます。小山事務局長。 ◎事務局長(小山晃君) ご報告申し上げます。 今期定例会までに受理いたしました陳情は、お手元へ配付申し上げてあります陳情文書表のとおりであります。 朗読は省略させていただきます。 ○議長(尾島勝君) 陳情については、事務局長の報告のとおり、所管の委員会で審査願います。 次に、地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条第1項ただし書きの規定により、前定例会から今定例会までの間、議長において議員の派遣を決定したものについては、お手元に配付しました「議員の派遣報告」のとおりですので、ご了承願います。 次に、市長から、地方自治法第180条第2項の規定により、市長専決処分事項の指定に係る報告書の提出がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から、例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたから、ご了承願います。                       ◇ △日程第3 会期の決定 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第3、会期の決定を議題とします。 お諮りいたします。今定例会の会期は、本日から6月25日までの22日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(尾島勝君) ご異議なしと認めます。よって、会期は22日間と決定いたしました。                       ◇ △日程第4 議案第58号~第62号及び報告第1号~第13号 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第4、議案第58号から第62号まで及び報告第1号から第13号まで18件一括議題とします。 まず、市長から提案理由の説明を求めます。母袋市長。          〔市長 母袋 創一君登壇〕 ◎市長(母袋創一君) おはようございます。本日ここに、平成24年6月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましてはご多忙の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。 本議会は、正副議長を初め市議会構成が新体制となって迎える初の定例会であります。今年度スタートした「第一次上田市総合計画」後期基本計画の着実な推進によって、目指す将来都市像の実現が図られるよう今後とも最大限努めてまいりますので、議員各位におかれましては、一層のご指導とご協力をお願い申し上げます。 さて、先月の金環日食、また明後日には「金星の太陽面通過」を迎えるなど、「世紀の天体ショー」と言われる現象が相次ぐ年にふさわしい朗報として、このたび、市立博物館が所蔵し、国産第1号とされる反射望遠鏡が国の重要文化財に指定されることとなりました。この望遠鏡は、江戸時代後期幕府御用鉄砲鍛冶であった国友一貫斎が1834年(天保5年)に日本で初めて製作したもので、保存状態が極めて良好であり、江戸時代の天文学並びに金属加工技術の高さを示す資料として、我が国の科学技術史上貴重で学術的価値が高いとの評価を得たものであります。これにあわせまして、今月2日より市立博物館において特別展示を行っており、この機会に多くの市民の皆様にごらんいただくことを願っております。 先人たちから伝えられ、市内に現存する多くの貴重な文化遺産は我々の誇りであると同時に、新たな文化創造の礎としても大変重要であると考えており、今後も市民の皆様とともに保護・活用に努めてまいります。 それでは、当面する市政の課題等について順次申し上げてまいります。 まず、東日本大震災に伴う支援と、節電・省エネルギー対策についてであります。 昨年、多くの市民の皆様にご参加いただきました「復興支援ボランティアバスパック」につきましては、今年度も上田市社会福祉協議会により9月までの間、月1回のペースで実施される計画であり、4月以降これまでの2回の派遣では、引き続き岩手県大槌町において、河川、海岸での清掃活動や側溝に残る土砂のかき出し等の作業を中心に行っていただいております。震災発生から1年以上が経過する中、現地の支援ニーズに変化は見られるものの、こうした支援活動を継続する必要性を痛感したとの報告もいただいており、市民の皆様の温かな気持ちと行動力による本事業の意義を改めて感じるところであります。 また、被災地の水産物や農産物等の特産品を販売する「復興支援物産展」を、上田真田まつりにあわせて開催いたしましたところ、多くの市民や観光客の皆様にご購入いただきました。この物産展は、復興を後押しする継続的な支援策の実施に向け、4月初めに福島県いわき市や宮城県亘理町など2県5市町に副市長以下職員を派遣し、改めてお見舞いを申し上げるとともに、上田市としてどのような貢献、協力ができるか意見交換を行い、その結果、支援の一つの形として開催に至ったものであります。 市といたしましては、長期的な被災地支援の必要性と重要性を認識する中で、今後も市民、企業、団体の皆様と連携し、息の長い支援に努めてまいります。 昨年の夏は東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う電力不足が深刻化し、上田市におきましても、市民の皆様に節電対策を呼びかけるとともに、市役所庁舎内におけるクールビズ期間の拡大、エコオフィス活動の徹底、ランチシフトなどの節電・省エネルギー対策に取り組んだところであります。 先月5日、北海道電力泊原子力発電所3号機が運転を停止し、これにより国内50基のすべての原発が運転を停止いたしました。政府はこの夏の電力不足に対応するための電力需給対策を決定し、中部電力管内については、西日本地域への電力融通を見込み、猛暑となった一昨年の夏より5%以上の節電を求めております。 その後、政府は関西電力大飯原子力発電所の再稼働に向けた最終調整に入っていると承知するところでありますが、上田市におきましては、情勢に即した節電対策が必要との判断から、既にクールビズ期間延長への取り組みを開始しており、さらに、今後の国、県の動向も勘案し、市として節電・省エネルギー対策を講じてまいりたいと考えております。 夏の消費電力抑制二酸化炭素削減に効果が期待される「緑のカーテン」につきましては、市民の皆様にも気軽に取り組んでいただけるよう、先月には朝顔やゴーヤの種の無償配布を実施いたしました。また、公共施設への設置では、健康プラザや保育園、公民館などでの取り組みを継続するとともに、ことしは新たに本庁舎や地域自治センターへの導入を進めており、目にも涼しい省エネ対策として普及拡大を推進してまいります。 さて、我が国の経済情勢につきましては、内閣府から発表された5月の月例経済報告によりますと、景気の基調判断は「依然として厳しい状況にあるものの、復興需要等を背景として、緩やかに回復しつつある」とされ、昨年8月以来9カ月ぶりに上方修正されました。景気の先行きにつきましては「回復の動きが確かなものとなることが期待される」と判断を引き上げつつも、欧州政府債務危機をめぐる不確実性が再び高まっており、これらを背景とした金融資本市場の変動や海外景気の下振れ等によって、国内景気が下押しされるリスクが存在するとしております。 一方、県内の経済状況につきましては、日銀松本支店の5月の「長野県の金融経済動向」によりますと「足踏み状態となっている」とされ、住宅投資は下げどまっているほか、設備投資は持ち直しているといった最終需要のもとで、企業の生産は弱目の動きとしております。 地域の雇用情勢につきましては、有効求人倍率新規求人数などの統計数値が前年同月との比較で改善傾向を示す中、ことし3月の高校新卒者就職内定率は、県内全体で98.1%と前年同期を1.3ポイント上回り、またハローワーク上田、小諸、佐久管内の東信ブロックでは、98.2%と前年同期を4.0ポイント上回っており、新規学卒者の雇用情勢に改善の兆しが見られる結果となりました。このことは、出前就職支援セミナーや、上田地域産業展にあわせて開催した就職支援フォーラムなどを通じた学生の就業意識の向上とともに、地域の事業所見学会インターンシップ体験によって職業選択に役立つ経験が得られるなど、就職過程全体を支援する体系的なキャリア教育の成果が実を結んできたものととらえております。 今後につきましても、地域の経済・雇用情勢はいまだ予断を許さない状況にあるとの認識のもと、引き続き市民生活の安定と地域経済の活性化を最優先で取り組むべき課題として、関係機関と情報を共有し連携を図りながら、市として取り得る手だてを最大限講じてまいります。 次に、地域医療の再生に対する取り組みについて申し上げます。 市政の最重要課題の一つであります救急医療と周産期医療の体制整備につきましては、「上小医療圏地域医療再生計画」に基づき、関係機関との連携を強化する中、着実に推進が図られているものととらえております。 信州上田医療センターにおける医師確保対策につきましては、この4月からは新たに産婦人科医師1名が常勤で赴任されており、同センターでは、今後複数の産婦人科医師を確保し、地域が待ち望む分娩の再開を目指すこととしております。 一方、中長期的視点による市独自の医師確保対策である医師確保修学資金等貸与制度につきましては、平成20年度の制度創設以来、これまで6名の医学生に貸与を行ってきており、今年度は新たに4名の申請がありましたことから、今定例会に貸付金予算を追加計上いたしました。これにより計10名の医学生に修学資金の貸与を行うこととなり、早ければ来年度にも研修医として信州上田医療センターでの勤務が始まるなど、順次、貸与制度の成果があらわれることとなります。 今後につきましても、安定的な医療提供体制の確立を目指す信州上田医療センターなどの指定医療機関における医師の充足状況を踏まえ、将来を見据えた医師確保対策に取り組んでまいります。 上田地域において安心して子供を産み育てられる環境整備に向け取り組んでまいりました市産院の移転新築事業につきましては、議員各位を初め関係される多くの皆様のお力添えにより完成を迎えることができ、4月1日に上田市立産婦人科病院として新たな第一歩を踏み出しました。 産婦人科病院では、安全、安心な医療の提供に向けた重要な柱として、隣接する信州上田医療センターとの連携を掲げており、4月から同センター小児科医師による週2回の新生児診察が開始されるとともに、緊急時の検査依頼等も可能となるなど、医療提供体制の充実が図られてきております。 オープンに先立って開催した内覧会には、多くの市民の皆様にお越しいただき、新病院に寄せられている期待を肌で感じ取ったところでもあり、今後につきましても、市民の皆様のご期待に沿うべく、より一層安全で質の高い医療サービスの提供に努めてまいります。 次に、「食」に関する健康づくりへの取り組みについて申し上げます。 上田市では、健康の基本である「食」をめぐる課題を踏まえ、健全な食生活による健康づくりを一層進めるため、本年3月に「うえだの食で育む 健康なからだと豊かなこころ」を基本理念とした「上田市食育推進計画」を策定いたしました。 計画においては、市民一人一人が食に対する正しい知識を持ち、食を選択する力を身につけ、健全な食生活を実践することにより、生涯健康で心豊かに過ごすことができるよう取り組むものであり、妊娠期における胎児の発育段階から高齢期まで7つのライフステージに応じて目標や取り組み内容、達成指標などを掲げたところであります。 今年度は計画の初年度として、今月23日に食育フォーラムを開催し、市民の皆様に食の大切さをご理解いただく機会とするとともに、今後はこの計画に基づき、家庭を中心に地域、保育園、学校、農業関係者等と行政が一体となった食育を総合的に推進してまいります。 次に、「文化の薫る創造都市うえだ」の実現に向けた交流・文化施設の整備について申し上げます。 上田市の新たな魅力と活力を生み出すシンボル施設として、平成26年秋の開館を目指す交流・文化施設の整備につきましては、現在、ハード面では建設工事の着工に向け、またソフト面では詳細な運営管理体制を整えるため、それぞれに鋭意取り組んでいるところであります。 建設工事のうち建築主体工事につきましては、入札価格に加え、事業者の信頼性や社会性、地域貢献、技術力などの提案をあわせて評価し落札者を決定する「総合評価方式」による施工者の選定に着手いたしました。これまで、学識経験者で構成する「総合評価審査委員会」において評価項目及び評価基準を協議・決定いただいて以降、4月18日に入札公告を行い、先月25日には第1段階として技術等の提案を締め切ったところであります。今後は、価格入札の受け付けを今月15日に終了し、提案審査の結果を公表後、同18日に開札を行い、価格及び技術提案の各評価点の合計をもって落札者を決定する予定であります。 また、建築主体以外の設備工事、舞台設備工事などにつきましても、準備が整い次第、一般競争入札等による発注を予定しております。 いずれの案件も、仮契約締結後、速やかに議会提案したいと考えておりますので、議員各位のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 一方、運営管理面につきましては、長野県文化振興事業団や県外の芸術文化協会において文化普及事業等の運営経験を有する職員を新たに加え、昨年9月に「運営管理計画検討委員会」からいただいた報告書を踏まえての組織・運営管理体制の検討や事業展開の計画等の具体化に取り組んでいるところであります。 未来へつながる市民文化の創造に向けましては、来月には、昨年寄贈いただきました森工房「大版画」の公開展示や、市民団体との共催イベント「ありがとう!上田市民会館記念コンサート」の開催、また9月には、小学校6年生を対象とした劇団四季「こころの劇場」プロジェクトによるミュージカル公演を計画しており、次代を担う子供たちの芸術体験に力を入れるなど、交流・文化施設の開館に向けての機運を高めてまいります。 今後につきましても、工事の進捗や運営管理面での検討を見据えながら、地元自治会を初め周辺住民、事業所等を対象とした説明会の開催や、完成後の姿を立体映像で紹介したDVDを活用しての出前講座など、より多くの市民の皆様に交流・文化施設の魅力を伝えられるよう積極的なPRに努め、迎える新たな段階を立ちどまることなく歩み続けてまいります。 次に、地域の魅力アップに向けた取り組みについて申し上げます。 昨年は、東日本大震災や歴史的な円高水準などの影響により、全国的に観光客が減少する中、上田市では、ほぼ例年並みの観光客をお迎えすることができ、改めて「信州上田」が全国ブランドに成長してきたことを実感したところであります。 こうした中、信州上田まつり実行委員会の主催により春のイベントが開催され、「上田城千本桜まつり」では、全国的に桜の開花がおくれたことも影響し、まつり期間当初は静かなスタートとなりましたが、桜が満開となった4月20日ごろからは大変なにぎわいとなりました。今年、初結成した「おもてなし武将隊真田幸村と十勇士」との記念撮影は観光客の皆様の人気の的であり、さらに芝生広場に設置した特設ステージでのアーティスト野外ライブ桜コンサートの開催、上田ならではの「うまいもん大集合」や観光物産展甲冑試着体験元祖シャッターマンなど市民の皆様の積極的な活動により、まつりのにぎわいを支えていただきました。 また、桜の開花時期がおくれたことに配慮し、観光物産展やふるまい鍋を初め、ライトアップや臨時観光案内所開設の期間を延長するとともに、観光会館で甘酒を提供するなど、継続したおもてなしにも取り組んだところであります。 さらに「第30回上田真田まつり」では、中心市街地において、真田氏の長兄信之・本多忠政対真田幸村の兄弟による第二次上田合戦を再現した決戦劇が繰り広げられ、また、市民有志によるスタンプラリー等関連イベントも大好評であり、町なかは大いににぎわいました。 知恵と工夫が凝らされたこれらの取り組みにより、上田城千本桜まつりでは震災前の平成22年度を上回る48万人の来場者を記録し、また上田真田まつりでは、昨年に比べ約5,000人多い、6万5,000人の皆様にお越しいただきました。まつり実行委員会が中心となり、上田市の持つ市民力や地域力が一層結集され、ますます市の魅力アップにつながるイベントへと進化しているものととらえております。 また、こうしたイベントを通じて感じることは真田氏の人気の高さであり、さらに先月以降、全国ネットにより真田氏の魅力を大きくクローズアップした番組の放映が続き、その反響も予想を超える状況にあって、観光を初めとする産業の効果的な発展には、郷土の英雄である真田氏をキーワードとした施策展開が不可欠であることを改めて確信するものであります。 こうした中で、真田三代が統治した信州上田から上州沼田までの12自治体で設立して2年が経過する「真田街道推進機構」におきましても、今年度新たに長野市に加盟していただくことになり、連携体制の拡大による効果に期待するところであります。 今後につきましても、真田氏を基軸とするさまざまな展開の可能性とその実現に向け、推進機構を初めゆかりの地とさらなる連携を図り、真田ブランドを全国に発信してまいります。 次に、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みについて申し上げます。 少子高齢化人口減少社会の進展において、より一層取り組むべき課題であります男女共同参画の推進につきましては、上田市男女共同参画推進条例に掲げる基本理念の実現に向け「上田市男女共同参画計画」を策定し、市民、事業者、団体等の皆様のご協力をいただき、各種施策、事業の総合的な展開に努めているところであります。 このほど「上田市男女共同参画推進委員会」にご審議いただき、今年度から5年間を計画期間として策定した「第2次上田市男女共同参画計画」におきましては、社会経済情勢を踏まえた中で、「仕事と生活の調和の推進」いわゆるワーク・ライフ・バランスの推進や、家庭や地域における男女の役割分担意識を解消していくための「固定的性別役割分担意識の解消」及び「地域社会における男女共同参画の推進」など、新たに5つの重点的な取り組みを掲げました。 今後につきましても、本計画に基づく施策展開とともに、家庭、地域、職場において市民の皆様の生き生きとした活動が実践され、明るく住みよい地域社会のさらなる実現につながるよう取り組んでまいります。 次に、丸子図書館の整備について申し上げます。 丸子及び武石地域の新たな図書館としてカネボウ丸子工場跡地に建設を進めてまいりました丸子図書館が、先月1日に待望のオープンを迎えました。 新図書館は、生糸のまちの歴史を象徴する繭の白や桑の葉の緑をデザインとして取り入れ、明るくゆったりとした施設内には郷土資料コーナーや児童図書コーナーなどのスペースを充実させ、また真田図書館に引き続きICタグ導入による自動貸し出しシステムを整備いたしました。 46年間にわたり地域に親しまれてきた丸子金子図書館からバトンを受けて、その歴史と文化を引き継ぎつつ、市民との協働による地域に根差した図書館としての役割と、生涯学習活動を支える地域の情報拠点としての機能が発揮され、多くの皆様に親しまれる場となることに期待するものであります。 次に、上田地域広域連合において進めております資源循環型施設の建設に向けた取り組みについて申し上げます。 資源循環型施設の建設候補地につきましては、応募いただいた8地区から絞り込みを行いました3地区におきまして、地元自治会及び周辺住民の皆様を対象とした広域連合主催の説明懇談会が先月28日までに順次開催されました。 この説明懇談会では、施設の概要や必要性、地域振興に関する考え方などを地域の皆様にご理解いただくため、正副広域連合長が直接お伺いしました。その場では、これまでの経緯も含め広域連合の対応への厳しいご意見をいただく一方、「施設の状況について理解が深まった」「地域振興の具体的案はどうか」「地域内で議論を深めることが必要である」などの前向きなご意見、ご要望もいただいたところであります。 広域連合では、説明懇談会などのご意見や各種の状況を踏まえ、周辺の土地利用等さまざまな可能性を検討する中で、候補地の選定を精力的に進めており、近々にも方向性を決定する方針であります。上田市といたしましても、構成市町村との緊密な連携のもと、責任ある役割を果たしてまいりますので、議員各位のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。 次に、行財政改革の取り組みについて申し上げます。 今後の行財政改革の取り組みにおいて基点となる第二次上田市行財政改革大綱の策定につきましては、本年1月に「上田市行財政改革推進委員会」からいただいた答申を最大限尊重しつつ十分に議論を重ね、このたび平成27年度までの4年間を計画期間とする第二次行財政改革大綱と、79項目の具体的な取り組み事項と改革の工程を設定したアクションプログラムを策定いたしました。これまでの第一次行財政改革大綱の基本的な考え方を引き継ぎつつ、市の将来の姿も見据えて策定に至った第二次大綱につきましては、効果的かつ効率的で成果を重視する行財政改革の基本指針として位置づけるものであり、また自治基本条例の理念に沿った「誰もが住み続けたいと思う魅力あふれるまち」の創造に向け、「第一次上田市総合計画」後期基本計画の着実な推進のための重要なツールとなるものであります。 新たな大綱においては、「市民の参加と協働を推進する改革」を初め、「地域内分権を推進する改革」「情報の共有化及び透明性を確保する改革」など5つの基本方針を掲げるとともに、改革のテーマを「行政サービス」「財政基盤」及び「経営体制」の3つに体系づけ、さらにアクションプログラムの具体的な取り組み事項をもって改革を進めることといたしました。 第二次行財政改革大綱のもとで進める不断の取り組みは、地域内分権の推進における新たな局面も踏まえる中で、限られた経営資源の有効活用と生活者起点の理念に基づく「市民とともに進める新たな改革」として、着実に実行してまいります。 以上、今回提案いたします案件のほか当面の課題等について、その一端を申し上げました。 今回提案いたします案件は、条例案2件、予算案1件、事件決議案2件及び報告事項13件の合計18件であります。 まず、条例案について申し上げます。 「上田市組織条例等中一部改正について」でありますが、住民基本台帳法などの一部を改正する法律が7月9日に施行されることに伴い、外国人住民を住民基本台帳法の適用対象に加えるとともに、外国人登録法が廃止されることから、関係条例の所要の改正を行うものであります。このほか、医師勤務手当について勤務実績等に応じた支給を行えるようにするための「上田市職員の特殊勤務手当に関する条例中一部改正」を提案しております。 次に、平成24年度補正予算の概要について申し上げます。 今回の補正予算は、一般会計のみの予算計上であり、当初予算編成以降の諸事情により、必要性が生じた新規の事務事業経費の計上や、県の緊急雇用創出事業等の内示に伴う事業費及び財源の調整であります。 主なものといたしましては、地域振興施設としての活用が期待される「上田 道と川の駅」における飲食・物販施設の整備事業や、町なかのにぎわい創出のための真田十勇士像設置事業、青年就農者の拡大と営農定着を目的とした新規就農者支援対策事業に関する経費等であります。 次に、事件決議案につきましては、市道路線の認定及び清明小学校屋内運動場改築事業建築主体工事請負契約の締結に係る議案を提案いたしました。 最後に、報告事項について申し上げます。 「上田市税条例の一部を改正する条例」等につきましては、法令改正に伴う関係条例の所要の改正について、また、平成23年度一般会計補正予算第5号ほか9会計につきましては、主に予算の最終調整のため、それぞれ専決処分させていただきました。なお、一般会計補正予算第5号におきましては、公共施設整備基金、交流・文化施設基金等への積立金を計上いたしました。 以上、今回提案いたしました条例案、予算案、事件決議案及び報告事項の概要を申し上げました。 各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(尾島勝君) 続いて、担当者から順次説明を求めます。山本総務部長。          〔総務部長 山本 謙二君登壇〕 ◎総務部長(山本謙二君) 議案集の1ページをお願いいたします。議案第58号、上田市職員の特殊勤務手当に関する条例中一部改正についてご説明申し上げます。 まず、改正の趣旨でございますが、特殊勤務手当のうち、市立産婦人科病院及び武石診療所の常勤医師に対して支給されている医師職務手当について、支給率の上限を引き上げ、勤務実績等に応じた支給を行えるようにするため、所要の改正を行うものでございます。 現在常勤医師は市立産婦人科病院2名、武石診療所1名であり、特に産婦人科病院につきましては24時間体制であることから、非常勤医師をお願いしながら診療体制の維持に努めているところでございます。 しかしながら、緊急やむを得ない事由により通常の勤務体制を維持できなくなった場合においては常勤医師に大きな負担がかかることになりますが、現行においては業務に見合った手当を支給することが困難であることから、医師職務手当の支給上限額を改めたいというものでございます。 そこで、改正の内容でございますが、別表の医師職務手当の額について、給料月額に100分の150を超えない範囲内で市長が定める割合を乗じて得た額の規定中「給料月額に100分の150」とあるのを、「勤務の実績等に応じて給料月額に100分の300」に改め、産婦人科病院においては常勤医師2名分の医師職務手当をその勤務実態に応じて配分し、支給できるようにするというものでございます。 附則でございますが、第1項は、この条例は、公布の日から施行し、改正後の条例の規定は、平成24年4月1日から適用するというものであります。 第2項は、条例改正前に支給された特殊勤務手当は、改正後の特殊勤務手当の内払として改正後の手当を支給するものであります。 第3項は、この条例の施行に関し必要な事項は市長が定めるというものでございます。 以上、議案第58号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 鈴木市民生活部長。          〔市民生活部長 鈴木 栄次君登壇〕 ◎市民生活部長(鈴木栄次君) それでは、議案集の2ページをお願いいたします。議案第59号、上田市組織条例等中一部改正についてご説明いたします。 まず、改正の趣旨でございます。国においては、平成24年7月9日を施行日として、出入国管理及び難民認定法等の一部改正により、現行の外国人登録法を廃止し、あわせて住民基本台帳法の一部改正により、外国人住民を日本人住民と同様に住民基本台帳法の適用対象に加えることとすることから、上田市組織条例を初め4条例の一部改正を行いたいというものでございます。 それでは、順次改正案をご説明いたします。まず、第1条においては、上田市組織条例中、市民生活部の分掌事務の規定から外国人登録に関することを削除するものでございます。 第2条においては、上田市手数料条例中、外国人登録法に関する事務に係る手数料の規定を削除するものでございます。 第3条は、上田市印鑑登録及び証明に関する条例中一部改正でございまして、議案集の3ページの下段まで改正点がございます。まず、同条例の第2条、印鑑の登録資格については、現行の外国人登録法の規定を削除するものであります。 第4条では、申請の確認を規定しておりますが、そのうち本人確認について規定する第4項第1号について、外国人登録証明書の規定を削除するものでございます。 第5条は、登録できる印鑑についての規定でありますが、第1項において、外国人住民の通称を、また第2項において、非漢字圏の外国人住民の片仮名表記について規定を追加するものでございます。 第6条では、印鑑登録原票への登録について規定しておりますが、ここに外国人住民の通称及び非漢字圏の外国人住民の片仮名表記についての規定を追加するものでございます。 議案集3ページの第12条は、登録の抹消の規定でありますが、第1項第3号の氏名の部分について、「外国人住民にあっては、通称又は氏名の片仮名表記を含む。」を追加し、第4号において、外国人住民が住民基本台帳法に規定する者でなくなったときは、職権で登録の抹消を行うことを規定するものであります。 第16条は、印鑑登録証明書の規定ですが、第1号の氏名において通称の規定を、また第4号において、非漢字圏の外国人住民に対する片仮名表記の規定を追加するものであります。 以上が上田市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正でございます。 次に、3ページの一番下、第4条は、上田市下水道条例の一部改正でございまして、下水道指定工事店の申請に要する書類の規定から外国人登録の登録原票記載事項証明書を削除するものであります。 附則でございます。第1項において、この条例は、平成24年7月9日から施行する。 第2項は、現行の外国人登録法の廃止に伴い、住民基本台帳法の適用対象とならない者の印鑑登録の抹消と本人への通知の規定でございます。 次の4ページでございますが、附則の第3項は、本条例の施行の際、従前の外国人登録に基づく印鑑登録原票に変更が生じたときには、職権で修正できる旨を規定するものでございます。 以上、議案第59号についてご説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(尾島勝君) 井上財政部長。          〔財政部長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政部長(井上晴樹君) それでは、次に別冊になっております平成24年度上田市一般会計補正予算書をお願いいたします。議案第60号、平成24年度上田市一般会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億7,992万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ657億3,802万円といたしたいというものでございます。第2条、地方債の補正は、後ほど第2表、地方債補正で申し上げます。 それでは、歳出から申し上げますので、予算書の14、15ページをお開きください。まず、款2総務費、項1総務管理費の目9防災対策費で490万円の補正増をお願いいたしてございます。これは、右側説明欄の二重丸、防災対策事業費におきまして、財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択に伴う町吉田自治会に対する自主防災器具整備のための補助金200万円、また長野県市町村振興協会の地域活動助成事業の採択に伴います大日向自治会の屋外消火栓設備の更新、及び泉町自治会の自主防災器具整備のための補助金、合わせて290万円の計上でございます。 次の目13諸費で370万円の補正増でございますが、これは説明欄、自治会関係事業費で、同じく自治総合センターコミュニティ助成事業の採択によります大手町自治会の夏祭り用はっぴ等の購入経費、それから竹室自治会の屋外放送設備整備のための補助金の計上でございます。 2段目になりますが、款4衛生費、項1保健衛生費の目5医療対策費で1,010万円の補正増をお願いいたしてございますが、これは説明欄の周産期医療緊急対策事業費で、平成24年度新たに上田市医師確保修学資金の貸与希望者4名と、助産師研究資金貸与希望者が1名ございましたことから、貸付金の増額をいたすものでございます。 次の段にまいりまして、同じく衛生費の項2清掃費、目1清掃総務費の1,000万円の補正増でございますが、これは一般廃棄物処理業等合理化事業費で、丸子地域の家庭雑排水汚泥収集運搬事業の合理化を図るため廃業する事業者1社に対する転廃交付金の計上をお願いいたすものでございます。 次の段、款6農林水産業費、項1農業費の目3農業振興費で2,700万円の補正増でございますが、これは地域営農システム確立対策事業費におきまして、国が本年度から実施いたします新規就農総合支援事業による青年就農給付金の計上でございまして、新規に独立、自営、就農した45歳未満の一定の要件を満たす農業経営者に対し、年間150万円、ご夫婦の場合は225万円でございますが、これを支給するというもので、所要の額を計上いたすものでございます。 次の段、同じく農林水産業費、項2林業費、目1林業総務費で1,025万円の補正増がございますが、これは説明欄1つ目の二重丸、林業振興事業費におきましては、県の緊急雇用創出事業の追加内示を受けまして、東山松林の環境整備を行うための委託料の計上でございます。また、次の二重丸、有害鳥獣防除対策事業費におきましては、本年度から県が新たに有害鳥獣の捕獲促進のため、埋設処理場の設置等に係る支援事業を実施いたしますことから、処理場設置のための補助金の計上をお願いいたすものでございます。 一番下の段、款7商工費、項1商工費の目2商工振興費で1,006万2,000円の補正増でございますが、これは説明欄の二重丸、商業振興事業費におきまして、自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択を受け、中心市街地の活性化を図るため、中心商店街に真田十勇士像を設置するための委託料等をお願いいたすものでございます。 次の16、17ページをお願いいたします。一番上の段で、同じく商工費でございますが、目5観光費で849万4,000円の補正増をお願いいたしてございます。これは、同じく緊急雇用創出事業を活用いたしまして、観光キャラバン隊を結成し、市内外での観光PR等誘客促進を図るための委託料の計上でございます。 次の段、款8土木費の項6交通対策費、目1交通対策事業費では8,300万円の補正増でございますが、これはバイパス整備関連事業費におきまして、「上田 道と川の駅」に新たに飲食・物販施設を整備するための経費をお願いいたすものでございまして、工事請負費で8,100万円ほか関係経費の計上をお願いいたしてございます。 次の段、款9消防費、項1消防費の目2非常備消防費の97万7,000円の補正増でございますが、消防団運営事業費におきまして、これも県市町村振興協会の地域活動助成事業の採択を受け、上田市消防団が実施いたします応急手当て普及啓発活動のためのAEDトレーナー及び訓練人形の購入経費をお願いいたすものでございます。 続きまして、次の款10教育費、項1教育総務費の目2事務局費で71万5,000円の補正増でございますが、これは1つ目の二重丸、一般管理事業費におきましては、この4月から県における学校給食の食材に対する放射性物質の検査体制の充実が図られましたことから、東信教育事務所への検体の運搬経費19万9,000円の計上でございまして、また2つ目の二重丸、教育相談所運営事業費におきましては、県の笑顔で登校支援事業補助金の交付決定を受けまして、昨年に引き続き不登校で悩む児童生徒へのきめ細かな支援を行うため、委託料ほかで51万6,000円をお願いいたすものでございます。 同じく教育費で、項2小学校費の目2教育振興費の65万円の補正増でございますが、これは劇団四季によります「こころの劇場」上田公演への市内小学6年生の無料招待に当たりまして、子供たちの市民会館への移動経費をお願いいたすものでございます。 次の18、19ページをお願いいたします。下の段になりますが、同じく教育費の項5社会教育費の目2文化費で753万9,000円の補正増でございますが、これは文化財事業費におきまして、山洋電気緑が丘工場跡地の再開発に伴う八幡裏遺跡発掘調査のための経費といたしまして、作業員賃金ほかで500万4,000円を、また説明欄の一番下になりますが、負担金、補助及び交付金では、笠原工業常田館製糸場の繭倉等の修理、保存に係る文化財保護補助金で93万5,000円、それから自治総合センターのコミュニティ助成事業によります石神自治会の神楽の修理等に対する補助金で160万円をお願いいたすものでございます。 歳出については以上でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、お戻りいただきまして、12、13ページをお願いいたします。 歳入のほうでございますが、一番上の款10地方交付税でございますが、一般財源所要額といたしまして、収入可能な範囲で計上いたしてございます。 次の款15県支出金は、いずれも内示もしくは歳出予算の該当事業のルールに基づいて計上いたしてございます。 次の款17寄附金でございますが、東京都品川区の池波豊子様から100万円のご寄附をちょうだいいたしたものでございまして、ご意向に沿いまして該当する基金への積み立てに充当させていただきます。ご寄附に対しまして改めて御礼を申し上げる次第でございます。 次の款20諸収入の雑入でございますけれども、主なものは、歳出で申し上げました財団法人自治総合センターからの助成金、総額で1,730万円、それから長野県市町村振興協会からの助成金、総額で380万円が主なものでございます。 一番下の款21市債につきましては、第2表、地方債で申し上げますので、お戻りいただいて5ページをお願いいたします。第2表、地方債補正でございますが、今回変更といたしまして、合併特例事業費で7,700万円の増額をお願いし、補正後の限度額を66億3,870万円といたしたいというものでございます。 以上、議案第60号、平成24年度上田市一般会計補正予算第1号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。
    ○議長(尾島勝君) 清水都市建設部長。          〔都市建設部長 清水 治彦君登壇〕 ◎都市建設部長(清水治彦君) 同じ議案集の6ページをお願いいたします。議案第61号、市道路線の認定についてご説明申し上げます。 市道認定基準に適合いたします各道路を、道路法第8条第2項の規定によりまして認定をしたいというものでございます。 今回提出いたしました認定議案の路線数は、整理番号1から整理番号6までの5路線でございまして、総延長は545.2メートルでございます。道路箇所の略図が整理番号順に7ページから11ページにございますので、あわせてごらんをいただきますようお願いいたします。 まず、7ページの整理番号1につきましては、建築基準法による位置指定道路1路線で、延長は116.7メートルでございます。 8ページの整理番号2につきましては、都市計画法による開発行為により市へ帰属する道路1路線で、延長は150.0メートルでございます。 9ページの整理番号3、10ページの整理番号4につきましては、公共事業に伴う計画道路2路線で、延長は合わせて150.0メートルでございます。 11ページの整理番号5につきましては、一般国道254号の道路改良事業に伴い旧道区間の移管を受けます1路線で、延長は128.5メートルでございます。 以上、議案第61号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 武井教育次長。          〔教育次長 武井 繁樹君登壇〕 ◎教育次長(武井繁樹君) 続きまして、議案集の12ページをお願いします。議案第62号、清明小学校屋内運動場改築事業建築主体工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。 清明小学校屋内運動場改築事業建築主体工事請負契約を次のとおり締結したいので、上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 この工事の概要につきましては、鉄骨造2階建て、延べ床面積は1,619.29平方メートルで、アリーナ、ステージ、器具庫、トイレ等を配置したいというものでございます。 契約の目的は、清明小学校屋内運動場改築事業建築主体工事、契約の方法は一般競争入札、契約の金額は3億975万円、契約の相手方は、窪田建設・川西特定建設工事共同企業体、代表者は、上田市古安曽1116番地、窪田建設株式会社、代表取締役窪田秀徳氏でございます。 以上、議案第62号につきましてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) ここで15分間休憩いたします。          午前10時25分   休憩                       ◇                                午前10時40分   再開 ○議長(尾島勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 井上財政部長。          〔財政部長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政部長(井上晴樹君) それでは、続いて議案集の13ページをお願いいたします。報告第1号、専決処分した上田市税条例の一部を改正する条例の承認についてご説明申し上げます。 この一部改正条例でございますが、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月31日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いいたすものでございます。 専決処分の理由でございますが、平成24年度税制改正に伴う地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律が平成24年3月30日に可決成立いたしまして、同年3月31日に公布、一部を除いて翌4月1日から施行されましたため、急を要することから条例中の所要の改正について専決処分をいたしたものでございます。 改正の内容は、いずれも地方税法等の改正によるものでございまして、条項ずれなどを除き、主な改正点についてご説明申し上げます。また、お手元には参考資料といたしまして、条例の新旧対照表を申し上げてございますので、あわせてごらんいただきたいと存じます。 まず最初の第36条の2第1項ただし書き中の寡婦控除を削る改正でございます。新旧対照表では、1ページから2ページの上段にかけて記載してございます。これは、個人市民税におきまして、年金所得のみの者の申告手続の簡素化を図る観点から、平成26年度以降、寡婦控除を受けようとする場合の申告書の提出が不要というふうにされたことに伴いまして、市民税の申告義務を定めた条文中に所要の改正を行ったものでございます。 次にまいりますが、附則第10条の次に第10条の2を加えた改正でございます。新旧対照表では2ページになります。これは、税制を通じて住民自治を確立し、地域の自主性、自立性を高めるための改革といたしまして、地方税法において、法律の定める範囲内で地方団体が税制の特例措置の内容を条例で定めることのできる仕組み、地域決定型地方税制特例措置、通称でわがまち特例と言っておりますが、これが新たに導入されまして、当市におきましては、固定資産税の課税標準の特例措置でございます公害防止用下水道除害施設に係る条例措置が該当することとなりました。この公害防止用下水道除害施設というものにつきましては、公共下水道の機能の保持と公共水域の水質保全の観点から、条例により設置を義務づけられている事業者に対し、その負担を軽減するため、平成24年3月31日までの取得分について、固定資産税の課税標準額を4分の3とする特例措置が地方税法において定められておりました。今回地方税法の改正により、課税標準の特例割合を4分の3を参酌して3分の2以上6分の5以下の範囲内で条例で定める割合とされ、さらに適用期限が3年延長されました。これに伴いまして、市税条例では新たに附則第10条の2を加えまして、これまでと同様に当該償却資産に係る固定資産税の課税標準となるべき価格を4分の3と定めたものでございます。 次に、附則第11条、それから附則第11条の2、附則第12条、次の議案集の14ページの上から4行目になりますが、附則第12条の2、次の附則第13条及び附則第15条の改正でございます。これは、新旧対照表では2ページから9ページにかけて記載をしてございます。これらはいずれも地方税法の改正によりまして、固定資産税等において平成24年度の評価替えに当たっては原則として現行の土地に係る負担調整措置を継続すること、また住宅用地に係る据え置き特例については、経過的な措置を講じた上、平成26年度に廃止すること等に関連して条例中の所要の改正を行ったものでございます。 負担調整について若干申し上げますと、平成6年度にいわゆる土地の7割評価というものが導入されまして、全国的な土地評価の均衡が図られてまいりましたが、それまでの課税標準額が各地域でばらばらであったために、評価額と課税標準額が地域によって大きな格差が生じてしまうこととなりました。そのため、平成9年度に負担水準という概念を導入いたしまして、評価額に対する負担割合を一定のゾーンに収れんさせていくということによって全国的にその均衡化を図りながら、課税標準額を緩やかに引き上げ、本来の課税標準額に近づける取り組みが進められてまいりました。これまでも評価替えにあわせましてこの負担調整の見直しが都度行われてきたところでございますが、平成18年度の負担調整措置の見直しにおきまして、この平成9年以来の仕組みが大きく見直され、前年度の課税標準額に本来の課税標準額の5%を加算するという現行の負担調整措置の仕組みが導入され、制度の簡素化が図られながら現在に至っております。 また、住宅用地に係る据え置き特例というのは、この制度が導入された平成9年当時は負担水準の高い土地が非常に少なく、税の公平性の観点から設けられた措置でありまして、先ほど申し上げたその5%を加算した額が本来の課税標準額の8割以上に達したときは、課税標準額を前年度の課税標準額に据え置くというふうにするものでございまして、今回の法改正ではこの措置を平成24年度、25年度に限り、本来の課税標準額の9割に達したときは、前年度の課税標準に据え置くという経過措置を置いて、26年度には廃止するというものでございます。 次に、議案集の14ページの中段になりますけれども、附則21条の次に附則第21条の2を加えた改正でございます。新旧対照表では9ページから10ページにかけて記載してございます。これは、地方税法におきまして、図書館、博物館、幼稚園を設置する一定の一般社団、財団法人に係る非課税措置が新たに追加されたことに伴いまして、非課税措置を受ける場合に市長に提出すべき書類に関し新たな規定を加えたものでございます。 続きまして、議案集の15ページへまいりまして、一番上、附則第23条の次に第23条の2を加える改正、それから議案集の下から4行目になりますけれども、附則第24条の、これは議案集の16ページにまいりまして、第2項の加える改正を行っております。新旧対照表では10ページから13ページにかけて記載をしてございます。これらはいずれも東日本大震災に係る税制上の特例措置を追加したものでございまして、追加した23条の2は、地方税法において特別控除の対象となる被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限が3年から7年に延長されたことに伴い、新たに東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の特例を定めたものでございます。 次の附則第24条に追加した第2項の規定でございますけれども、これも地方税法におきまして、震災により居住することができなくなった家屋の住宅ローン特別税額控除と、再取得した家屋の住宅ローン特別税額控除を重複して適用できるものとされたこと、また居住する家屋を失った方が一定の住宅の新築もしくは取得または増改築等をして、居住することができなくなった日から平成25年の12月31日までの間に居住の用に供した場合には、一定の要件のもとで税額控除額を引き上げるという特例措置が同時に講じられましたことに対応するため、個人市民税上必要な読みかえ規定を追加いたしたものでございます。 次の16ページの上のほうの附則、本改正条例の附則へまいりまして、第1条は、条例の施行期日を4月1日といたしたものでございますが、寡婦控除を受けようとする場合の申告書の提出を不要とする規定については、平成26年1月1日から施行するというものでございます。 第2条は、市民税に関する経過措置、第3条は、固定資産税に関する経過措置を定めたものでございまして、このうち附則第3条第2項の規定でございますが、これは先ほど申しましたわがまち特例の下水道除害施設の償却資産に係る固定資産税の課税標準となるべき価格の特例の規定は、平成25年度分以後の固定資産税について適用するというものでございます。 また、議案集の16ページ下から17ページにかけての第3項でございますが、負担水準80%以上の住宅用地の課税標準額を前年度課税標準額に据え置く特例措置を平成25年度までは負担水準90%以上の住宅用地について存置した上、平成26年度に廃止することといたしたため、住宅用地に係る据え置き特例について、平成24年度、平成25年度の経過措置を定めたものでございます。 議案集17ページの附則の第4項でございますけれども、この住宅用地に係る固定資産税の課税標準額の据え置き特例が平成25年度まで存置されることに伴いまして、これに関連する固定資産税の免税点の特例を定める附則第14条、及び特別土地保有税の課税の特例を定める附則第15条第1項中の読みかえ規定を置くものでございまして、負担調整措置等の特例を受けた後の固定資産税の算定の基礎となった現実の課税標準額によって免税点の適用を行うというものでございます。 次に、議案集の18ページをお願いいたします。報告第2号、専決処分した上田市都市計画税条例の一部を改正する条例の承認についてご説明申し上げます。 この改正条例も上田市税条例の一部を改正する条例と同様の理由で平成24年3月31日に専決処分をいたしたものでございまして、同様に報告をいたし、ご承認をお願いいたすものでございます。 都市計画税の負担調整につきましては、従来から固定資産税と同様の負担調整措置を講じているところでございまして、平成24年度改正においてもこの枠組みが維持され、固定資産税における負担調整措置の見直しの内容と同様の見直しが都市計画税の負担調整措置においても講じられました。したがって、住宅用地に係る課税標準の据え置き特例措置については段階的に廃止をいたしますけれども、その他の負担調整措置については平成21年度から23年度の措置を継続することといたすため、条例中の附則の第4項から第11項までにおいて所要の改正を行ったものでございます。 なお、議案集の19ページの上から2行目、附則第12項中の改正は、平成24年度の税制改正におきましても固定資産税、都市計画税の税負担の軽減措置等について、23年度末に期限が到来するものを中心に見直しが行われておりまして、地方税法上、所要の廃止、縮減、延長あるいは整理合理化の措置が講じられました。これに伴いまして、期限の定めのある固定資産税等の課税標準の特例を定める地方税法附則第15条について、条文中に項ずれが生じたため、これを引用する上田市都市計画税条例附則第12項について所要の改正を行ったものでございます。 本改正条例の附則へまいりまして、第1項では施行期日を、また第2項及び第3項は、先ほどの上田市税条例の一部を改正する条例と同様の経過措置を置くものでございます。 第4項は、住宅用地の課税標準額を前年度課税標準額に据え置く特例措置を平成25年度までは負担水準90%以上の住宅用地について存置するために、用語の意義を定める新上田市都市計画税条例附則第10項における平成24年度、25年度に係る読みかえ規定を置いたものでございます。 以上、報告第1号、第2号2件一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 清水健康福祉部長。          〔健康福祉部長 清水 敏昭君登壇〕 ◎健康福祉部長(清水敏昭君) 続きまして、議案集の21ページお願いいたします。報告第3号、専決処分した上田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の承認についてご説明申し上げます。 この条例の一部改正につきましては、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月31日に専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、先ほどの市税条例の改正と同様の理由により専決処分をいたしたものでございます。 改正の内容は、地方税法の一部改正に伴うもので、国保税について、東日本大震災による被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例を規定するため、所要の改正を行うものでございます。 具体的には、附則に第23項を新たに加えるもので、長期譲渡所得に係る国保税の課税の特例について、東日本大震災により居住用家屋が滅失または損壊した場合におけるその居住用家屋の敷地に係る譲渡の特例の対象となる期限を現行の3年から7年に延長するというものでございます。 一番下の附則につきましては、施行期日を定めてございます。 以上、報告第3号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 井上財政部長。          〔財政部長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政部長(井上晴樹君) それでは、続きまして別冊となっております平成23年度一般会計、特別会計補正予算書をお願いいたします。厚い補正予算書のほうでございます。 1ページをお願いいたします。報告第4号、専決処分した平成23年度上田市一般会計補正予算第5号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月30日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いいたすものでございます。 専決処分の理由でございますが、各種事業の事業費の最終調整、退職金の追加計上など急を要しますことから専決処分をいたしました。 4ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億2,067万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ668億8,434万円といたしたものでございます。第2条の繰越明許費、第3条の地方債の補正については、後ほど第2表、第3表で申し上げます。 歳出から申し上げますので、予算書の36、37ページをお開きいただきたいと思います。36ページの歳出でございますが、この補正予算につきましては、ただいまも申し上げましたが、事業費の確定あるいは確定見込みに伴いまして精算による予算の最終調整が主でございますので、特段のもののみご説明申し上げます。 36ページの下の段になりますけれども、款2総務費、項1総務管理費の目1一般管理費で6,526万9,000円の補正増でございますが、これは、右側説明欄にございます職員人件費が主なものでありまして、退職者の増加に伴う退職手当7,407万円の追加計上、また40ページ、41ページにまいりまして、41ページの下から2つ目の二重丸、基金積立金の職員退職手当基金積立金及びふるさと上田応援基金積立金の4,577万5,000円が主なものでございます。 次の42、43ページをお願いいたします。同じく総務費で42ページ下のほうになりますけれども、目3財産管理費で5億4,762万5,000円の補正増がございますが、これは次の44、45ページへまいりまして、説明欄の上から2つ目の二重丸、これも基金積立金で財政調整基金、減債基金及び公共施設整備基金積立金への積み立て5億6,046万2,000円が主なものでございます。この積み立てによりまして23年度末の財政調整基金でございますが、現在高は34億251万円余、減債基金の現在高が33億5,931万円余となっております。なお、公共施設整備基金への3億円の積み立てでございますけれども、これは庁舎等の耐震化等に備えまして新たに積み立てをいたしたものでございます。 次に、一番下の目7企画費では7億7,371万8,000円の補正増でございますが、これは説明欄の二重丸の企画調査事業費におきまして、46、47ページへまいりまして、47ページ説明欄の上のほうになりますけれども、交流・文化施設基金への積み立て8億円が主なものでございます。この積み立てによって23年度末交流・文化施設基金の現在高が28億2,109万円余となっております。 次に、52、53ページをお願いいたします。53ページの下から2つ目の二重丸、基金積立金で31万6,000円がございます。これは、地域振興事業基金の運用利子の確定に伴いまして同基金へ積み立てたものでございます。 それから、次に少し飛びますが、72、73ページをお願いいたします。72ページの下の段、款4衛生費へまいりまして、項1保健衛生費の目1保健衛生総務費で673万5,000円の補正増がございますが、これは説明欄の一番下、二重丸ですが、一部事務組合負担金817万2,000円が主なものでございまして、交付税の確定に伴います依田窪病院会計への負担金の増額が主なものでございます。 次に、104、105ページをお願いいたします。104ページの下の段になりますが、款8土木費、項2道路橋梁費の目2道路維持費の説明欄の二重丸になりますが、道路維持事業費の小さな丸の委託料で1,201万6,000円の補正増がございます。これは、道路除雪委託料及び道路凍結防止散布委託料の確定に伴います追加計上等を行ったものでございます。 次の106、107ページをお願いいたします。上の段になりますが、目3の道路新設改良費の説明欄、市道新設改良事業費の中の、一番下の小さな丸で積立金5,000万円がございますけれども、これは市道整備のための寄附金を公共施設整備基金へ積み立てをいたしたものでございます。 次に、120、121ページをお願いいたします。下の段になりますが、款10教育費、項3中学校費の目1学校管理費では、1つ目の二重丸、管理運営事業費におきまして、これも小さな、今度はポツになりますけれども、燃料費で107万7,000円の補正増、それから140、141ページへまいりましても、140ページ、141ページは、これ項6保健体育費の目2体育施設費になりますが、説明欄の1つ目の二重丸でアクアプラザ上田管理運営事業費で209万9,000円の、これも委託料でございますけれども、209万9,000円の補正増がございますが、これらはいずれも価格の高騰に伴う燃料費に係る費用の追加計上による補正をいたしたものでございます。 以上、歳出につきましては、同様に事業費の確定、確定見込みに伴う予算の最終調整でございます。 続いて、歳入について申し上げますので、16ページ、17ページへお戻りください。16ページからの歳入でありますが、款1市税におきましては、上から2段目になりますが、都市計画税の現年課税分につきまして歳入の予算割れが見込まれましたことから、減額補正をいたしてございます。その下へまいりまして、款2地方譲与税の項1地方揮発油譲与税、それからその下の項2自動車重量譲与税、それからさらにその下、款7ゴルフ場利用税交付金、それから款8の自動車取得税交付金につきましては、収入の確定に伴いまして歳入予算の減額を行っております。 それから、下から3段目になりますが、款9の地方特例交付金につきましては、児童手当及び子ども手当特例交付金において、平成23年度における子ども手当の支給等に関する特別措置法の成立に伴いまして交付額が変更されたため、減額をいたしてございます。 下から2段目の款10地方交付税につきましては、財源調整から所要額を計上いたしました。 以下、款12分担金負担金から34、35ページの款21市債までにつきましても、いずれも最終的な収入見込み、事業費の確定に伴い調整いたしたものでございますけれども、22ページ、23ページへまいりまして、22ページの下の段、款15の県支出金、項1県負担金の一番下になりますけれども、目3総務費負担金で1,074万7,000円の補正増がございます。これは、東日本大震災に係る災害救助費の市の繰替支弁交付金の計上でございまして、市営住宅への避難者の受け入れのための改修費など、市負担分に対する交付金の計上でございます。 また、28、29ページへまいりまして、28ページの中段の款17の寄附金でございます。目6土木寄附金で5,000万円がございますが、これは上田市小泉、日置電機株式会社様からの道路整備事業寄附金でございまして、そのほか、ふるさと寄附金、災害復旧支援事業費に対します寄附金で、上田城南ライオンズクラブほか3名の皆様から寄附金をちょうだいいたしております。それぞれのご趣旨に沿いまして各基金へ積み立てもしくは事業へ充当をさせていただきました。ご寄附をいただきました皆様方には改めまして御礼申し上げる次第でございます。 また、次の段からの款18繰入金でございますけれども、項1の基金繰入金では、減債基金繰入金におきまして繰り戻しで3億円の減額を行っております。また、一番下の段、特別会計繰入金では、23年度をもって廃止いたします交通災害共済事業特別会計からの剰余金の繰り入れで6,046万1,000円を計上いたしたものでございます。 次の30、31ページでございます。上から2段目、款19の繰越金で5億5,691万9,000円がございますけれども、これは前年度の繰越金の残を一般財源所要額といたしましてすべて計上いたしたものでございます。 次の32、33ページへまいりまして、下の段、市債であります。これにつきましては、第3表で申し上げます。 歳入につきましては以上でございます。 次に、お戻りいただきまして9ページをお願いいたします。第2表、繰越明許費補正でありますが、今回追加といたしまして3件、それから変更といたしまして1件の補正でございます。いずれも年度内の事業完了が困難なため、次年度へ繰り越しをいたしたものでございます。 続いて、次の10ページをお願いいたします。第3表の地方債補正でございますけれども、追加といたしまして1件、変更といたしまして9件で、総額5億5,990万円の補正減をいたしまして、補正後の限度額を68億8,450万円といたしたものでございます。 報告第4号、専決処分した平成23年度上田市一般会計補正予算第5号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 岡田上田地域自治センター長。          〔上田地域自治センター長 岡田 洋一君登壇〕 ◎上田地域自治センター長(岡田洋一君) 同じ補正予算書の113ページをお願いいたします。報告第5号、専決処分した平成23年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計補正予算第2号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月30日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、事業費の実績見込み等によりまして最終調整を行うため、専決処分をいたしたものでございます。 それでは、156ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,473万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,169万9,000円といたしたものでございます。 まず、歳出予算の主なものについてご説明申し上げますので、166、167ページをお願いいたします。下の段の款2事業費、項1事業費、目1事業費、右側説明欄の有線放送事業費、この工事請負費でございますが、放送局舎等の解体工事につきまして、事業費の確定により減額調整を行ったものでございます。 次に、歳入についてご説明申し上げますので、お戻りをいただき、164、165ページをお願いいたします。款3繰入金、項2基金繰入金でございますが、歳出の見込みに伴いまして、財源としております塩田地区有線放送電話基金からの基金繰入金を減額調整いたしたものでございます。 以上、報告第5号についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 鈴木市民生活部長。          〔市民生活部長 鈴木 栄次君登壇〕 ◎市民生活部長(鈴木栄次君) それでは、同じ補正予算書の169ページをお願いいたします。報告第6号、専決処分した平成23年度上田市交通災害共済事業特別会計補正予算第1号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算は、地方自治法第179条第1項の規定により平成24年3月30日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 それでは、172ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,327万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,917万8,000円といたしたものでございます。今回の補正予算は、平成23年度をもって交通災害共済事業特別会計及び同基金を廃止することとしておりますことから、交通災害共済基金の全額を特別会計に繰り入れた上で、剰余分を一般会計へ繰り出すというものでございます。 それでは、まず歳入からご説明をさせていただきますので、180、181ページをお開き願います。180、181ページの歳入でございますが、款1繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金で8万4,000円の補正減ですが、交通災害共済基金を廃止するため、一般会計からの繰り入れを中止いたしたものでございます。 款1繰入金、項2基金繰入金、目1基金繰入金で5,326万5,000円の補正増ですが、これは交通災害共済基金の廃止に伴い同基金の全額を特別会計に繰り入れるものでございます。その他は確定に伴う調整でございます。 続いて、歳出について申し上げます。次の182、183ページをお願いいたします。歳出の目1事務費で186万円の補正減ですが、交通災害共済事務費の確定に伴う減額でございます。 続きまして、目2事業費で5,513万5,000円の補正増ですが、これは交通災害共済見舞金等の確定に伴います減額と、交通災害共済基金の廃止に伴い繰り入れたことによる剰余見込額6,046万2,000円を一般会計に繰り出すものでございます。 以上、報告第6号、平成23年度上田市交通災害共済事業特別会計補正予算第1号についてご説明いたしました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 清水健康福祉部長。          〔健康福祉部長 清水 敏昭君登壇〕 ◎健康福祉部長(清水敏昭君) 同じ補正予算書の185ページをお願いいたします。報告第7号、専決処分した平成23年度上田市国民健康保険事業特別会計補正予算第4号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算は、地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月30日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、3月定例会以降、事業の実績見込みに基づきまして最終調整を行うため専決処分をいたしたものでございます。 188ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,225万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ156億6,856万7,000円といたしたものでございます。 まず歳出から申し上げますので、202、203ページをお願いいたします。歳出の主なものについてご説明申し上げます。款1総務費、項1総務管理費の104万5,000円の補正減は、一般管理事務費の確定見込みにより調整をしたものでございます。 202ページ一番下から206ページ中段にかけましての款2の保険給付費のそれぞれの補正は、給付費の確定見込みによる調整でございます。 206ページをお願いいたします。206ページの中段で款8保健事業費の2,192万8,000円の補正減も各事業費の確定見込みによるものでございます。 款9基金積立金の2億円の補正増は、次年度以降さらにふえると予測される保険給付等の支出に備え積み立てをいたしたものでございます。 206ページ一番下から次の208ページにかけての款10諸支出金のそれぞれの補正減は、国保税の還付金及び委任事務手数料の確定見込みによるものでございます。 歳出の主なものについては以上でございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして196、197ページをお願いいたします。歳入の主なものについて申し上げます。款1国民健康保険税の計9,550万円の補正増は、収入見込みによる調整でございます。 1つ飛んで款3国庫支出金から次の198ページ中段下の款8繰入金、項1一般会計繰入金までの補正は、それぞれの額の確定により調整したものでございます。 198ページのその下で、款8繰入金、項2基金繰入金の3億円の補正減は、平成23年度の国保事業特別会計の決算見込みから基金の取り崩しを4億円から1億円に減額したことによるものでございます。 報告第7号につきましては以上でございます。 211ページをお願いいたします。報告第8号、専決処分した平成23年度上田市後期高齢者医療事業特別会計補正予算第3号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算も報告第7号と同様の理由で平成24年3月30日に専決処分をいたしたものでございまして、地方自治法の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 214ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ516万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ14億8,269万8,000円といたしたものでございます。 歳出から申し上げますので、224、225ページをお願いいたします。款1総務費、款3諸支出金までの補正減は、それぞれの確定見込みによる調整でございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして222、223ページをお願いいたします。款1保険料から款6諸収入までの補正もそれぞれの収入見込みによる調整でございます。 報告第8号につきましては以上でございます。 227ページをお願いいたします。報告第9号、専決処分した平成23年度上田市介護保険事業特別会計補正予算第4号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算も報告第7号、第8号と同様の理由で平成24年3月30日に専決処分をいたしたものでございまして、地方自治法の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 230ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ749万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ129億2,003万1,000円といたしたものでございます。 歳出から申し上げますので、240、241ページをお願いいたします。今回の歳出の補正は款2保険給付費のみでございまして、項1介護サービス等諸費から244、245ページの項6特定入所者介護サービス等費まで、保険給付費負担金の確定見込みによる調整でございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして238、239ページをお願いいたします。款3国庫支出金から款4支払基金交付金までの補正は、収入の確定見込みによる調整でございます。 款5県支出金及び款6繰入金、項1一般会計繰入金の補正減は、歳出の保険給付費の確定見込みによるルール分の調整でございます。 款6繰入金、項2基金繰入金の補正増は、歳出の保険給付費に対する第1号被保険者保険料の不足分を補てんするものでございます。 報告第9号につきましては以上でございます。 続きまして、247ページをお願いいたします。報告第10号、専決処分した平成23年度上田市社会福祉授産事業特別会計補正予算第2号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算も報告第7号から第9号までと同様の理由で平成24年3月30日に専決処分をいたしたものでございまして、地方自治法の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 250ページをお願いいたします。条文でございますが、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ181万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,957万5,000円といたしたものでございます。 歳出から申し上げますので、260、261ページをお願いいたします。款1総務費及び款2事業費の減額補正につきましては、それぞれの支出見込みにより調整をいたしたものでございます。 次に、歳入について申し上げますので、戻りまして258、259ページをお願いいたします。款1事業収入から款4繰入金までの補正につきましてもそれぞれの収入見込みによる調整でございます。 報告第10号につきましては以上でございます。 報告第7号から第10号まで4件一括ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 清水都市建設部長。          〔都市建設部長 清水 治彦君登壇〕 ◎都市建設部長(清水治彦君) 同じ補正予算書の263ページをお願いします。報告第11号、専決処分した平成23年度上田市駐車場事業特別会計補正予算第2号の承認についてご説明申し上げます。 地方自治法第179条第1項の規定により平成24年3月30日に専決処分しましたので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いしたいというものでございます。 次に、266ページをお願いいたします。条文の第1条でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ198万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億8,706万3,000円といたしたものでございます。 初めに歳出から申し上げますので、276ページをお願いいたします。まず、款1駐車場事業費、項1駐車場事業費、目1一般管理費でございますが、事業費等の確定に伴う最終調整でございまして、118万円を減額したものでございまして、主なものは駐車場管理委託料の減でございます。 次の款3予備費、項1予備費で80万4,000円の減額でございますが、事業費等の確定に伴う最終調整でございます。 続きまして、歳入について申し上げますので、274ページにお戻りをお願いいたします。款1使用料及び手数料、項1使用料、目1駐車場等使用料で321万6,000円の増額でございます。 次に、款2繰入金、項1一般会計繰入金でございますが、駐車場等の使用料の増額などにより、一般会計からの繰入金を520万円減額することといたしました。 報告第11号につきましては以上でございます。 続きまして、同じ補正予算書の279ページをお願いいたします。報告第12号、専決処分した平成23年度上田市市街地再開発事業特別会計補正予算第1号の承認についてご説明申し上げます。 地方自治法第179条第1項の規定により平成24年3月30日に専決処分しましたので、同条第3項の規定により報告し、ご承認をお願いしたいというものでございます。 次に、282ページをお願いいたします。条文の第1条でございますが、歳入歳出予算の総額からそれぞれ99万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1億1,830万2,000円といたしたものでございます。 初めに歳出から申し上げますので、292ページをお願いいたします。まず、款1市街地再開発費、項1市街地再開発費、目1市街地再開発事業費でございますが、事業費等の確定に伴う最終調整でございまして、99万円を減額したものでございます。 次に、歳入について申し上げますので、290ページにお戻りをお願いいたします。款1財産収入、款2繰入金、款4諸収入、それぞれにつきまして事業費等の確定に伴いまして最終調整のための所要額を計上したものでございます。 報告第12号につきましては以上でございます。 報告第11号、第12号2件一括でご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 清水健康福祉部長。          〔健康福祉部長 清水 敏昭君登壇〕 ◎健康福祉部長(清水敏昭君) 別冊になっております専決処分した平成23年度の上田市産院事業会計補正予算書をお願いいたします。報告第13号、専決処分した平成23年度上田市産院事業会計補正予算第4号の承認についてご説明申し上げます。 この補正予算も地方自治法第179条第1項の規定によりまして平成24年3月30日に専決処分をいたしたもので、同条第3項の規定により報告をし、ご承認をお願いするものでございます。 専決処分の理由でございますが、3月定例会以降、支払いの必要が生じた費用及びそれに伴う収入の最終調整を行うため、専決処分をいたしたものでございます。 4ページをお願いいたします。条文でございますが、第2条、収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入支出それぞれ128万6,000円を増額し、4億4,202万9,000円にいたしたというものでございます。 第3条、資本的収入及び支出の予定額につきましては、収入については3,046万4,000円を増額し、9億6,068万1,000円にいたしたというものでございます。 それでは、収益的収入及び支出についてご説明申し上げますので、8ページをお願いいたします。支出から申し上げます。款1産院事業費用、項1医業費用の計128万6,000円の補正につきましては、目1給与費、目3経費それぞれ所要額の調整によるものでございます。 次に、収入について申し上げますので、戻りまして7ページをお願いいたします。款1産院事業収益、項1医業収益、目1入院収益の128万6,000円の補正増は、入院収益のうち保険診療報酬に係る収入の増でございます。 次に、資本的収入及び支出について申し上げますので、10ページをお願いいたします。支出から申し上げます。款1資本的支出、項1建設改良費、目1事務費の29万8,000円の増につきましては、目2建設費との間の所要額の調整によるものでございます。目2建設費につきましては、補償費から工事請負費へ所要額の調整を行ったものでございます。 次に、収入について申し上げますので、戻りまして9ページをお願いいたします。款1資本的収入、項3県補助金、目1県補助金で3,046万4,000円の補正増は、産婦人科病院の建設に係る地域医療再生事業補助金の増でございます。 報告第13号につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。                       ◇ △日程第5 地方自治法第221条第3項の法人の経営状況報告 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第5、地方自治法第221条第3項の法人の経営状況報告を議題とします。 市長から、地方自治法第243条の3第2項の規定により、上田市土地開発公社、上田市地域振興事業団、上田市産業開発公社に係る平成24年度事業計画及び収支予算書の提出がありました。 担当者から順次説明を求めます。井上財政部長。          〔財政部長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政部長(井上晴樹君) それでは、平成24年度上田市土地開発公社の事業計画、収支予算書についてご説明申し上げますので、別冊でお配りしてございます公社の事業計画、収支予算書のほうをお願いいたします。 1ページをお願いいたします。平成24年度の事業計画でございますが、1の土地取得計画におきましては、新たな土地取得の計画はございませんで、売却に必要な測量や維持管理のための諸費として1,000万円を計上いたしたものでございます。 2の処分計画では、一番下の土地処分合計のとおり、面積におきまして1万5,600平米余、予定価格では3億9,947万円余を計上いたしてございます。公有用地、代行用地、完成土地等に関して処分計画の内訳は上段に記載のとおりでございます。 次に、2ページへまいりまして、これらの計画に基づく収支予算でございますが、第2条におきまして、収益的収入は計画に基づく土地の売却収益と保有土地の賃貸収益ほかを見込みまして4億1,950万3,000円と、また収益的支出では事業の原価並びに販売費及び一般管理費の合計3億8,842万1,000円を計上いたしてございます。 第3条の資本的収入支出でございますが、収入の計上はございませんで、支出におきまして借入金、償還金等を見込み、4億8,437万9,000円を計上し、収入が支出に対して不足する額は当年度分損益勘定留保資金及び前年度繰越準備金で補てんするといたしたものでございます。 これら収益的支出、資本的収支の内容につきましては、次の5ページ、6ページに記載してございます。ごらんいただきたいと思います。 次に、7ページへまいりまして、平成24年度の公社の資金計画でございます。受入資金、それから支払資金の計画は記載のとおりでございます。これに伴います平成24年度末の予定貸借対照表は8ページに記載してございます。また、9ページ、10ページには平成23年度損益計算書、また23年度末の予定貸借対照表がございますので、あわせてごらんいただきたいと思います。 現下の情勢から土地の処分については依然厳しい状況でございますが、今後も用地の処分を進めるとともに、公社の運営の健全化にも努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(尾島勝君) 宮川政策企画局長。          〔政策企画局長 宮川 直君登壇〕 ◎政策企画局長(宮川直君) 続きまして、お手元の平成24年度財団法人上田市地域振興事業団、事業計画、一般会計、特別会計収支予算書についてご説明申し上げます。 本書類に加えまして、参考といたしまして本年4月改正の事業団組織図を別に添付をさせていただいてございます。最初に、この事業団組織について申し上げます。昨年7月1日をもちまして丸子、真田、武石の各公社を吸収合併をいたしまして新生事業団が発足いたしました。合併時は総務課と4つの地域センター組織でスタートいたしましたが、本年4月に情報事業課を新設いたしまして、上田地域センターが所管しておりましたマルチメディア情報センターをこちらに移管しまして、新たに行政情報センターを組織に加えてございます。 それでは、最初に事業計画についてご説明申し上げます。冊子の3ページをお願いいたします。ただいま申し上げましたように、本年度は新生事業団といたしまして、合併した3公社事業を含めた初の通年事業計画、通年予算によって事業を展開してございます。3行目にございますように、新たに本年4月から行政の情報処理業務を受託いたしまして、またマルチメディア情報センター特別会計の名称を情報事業特別会計としてございます。最後の1行にございます、平成20年12月1日施行の公益法人改革関連法によりましてこの法施行後5年以内の新体制移行が義務づけられておりますことから、一般財団法人への移行認可に向けまして本年度中に作業を進めてまいります。 次に、主な事業について申し上げます。1の公共施設の指定管理業務におきましては、上田地域広域連合、上田市及び練馬区の12の公共施設の指定管理業務を受け、そして2の受託業務、3、その他事業を予定してございます。次ページ以降に事務局組織ごとの事業を掲載しております。 4ページをお願いいたします。まず、上田地域センターでの指定管理及び受託事業を掲げてございます。この部分では、従来と大きな変更がないところでございます。加えまして、5ページをお願いしまして、5ページ下段であります。新設の情報事業課では、6ページに記載してありますとおり、6ページの中ほど、新たに加わる業務といたしまして、(2)の行政情報処理センターといたしまして、株式会社テレコム・ユー解散に伴い行政から受託する情報処理業務を掲げておるところでございます。その続きには、丸子地域センターの業務、7ページに真田地域センター、そして7ページ下段から8ページにかけまして武石地域センターの業務を記載させていただいてございます。こちらにつきましては、それぞれ前年度同様の指定管理施設または受託業務を展開することとしてございます。内容の説明は省略させていただきます。 続きまして、収支予算についてご説明申し上げます。9ページから一般会計、そして特別会計ごとの予算書となっております。これを一般会計、特別会計あわせた収支総括表でご説明申し上げますので、最後に折り込んでおります73、74ページと75、76ページの折り込みのA3の総括表、こちらをごらんいただきたいと存じます。 まず、73、74ページにございます1、事業活動収支の部の事業活動収入におきましては、一般会計と13の特別会計で、合わせまして、下線表示をしてございますが、事業活動収入合わせまして、右側合計欄のとおり、14億1,077万4,000円となっておるところでございます。その主なものでありますが、2段目の指定管理収入といたしまして、やはり右側合計欄、4億9,820万1,000円、3段目の受託収入では、一般会計と情報事業特別会計合わせまして2億7,620万9,000円、4段目の事業収入では、各施設の入館料などの利用料金等事業収入としまして6億648万5,000円などが主なものでございます。 次に、2の事業活動支出でございます。一般会計ではコミュニティ育成費以下の受託事業の支出、指定管理施設の管理運営事業費、また上田管理費支出以下に職員人件費など管理支出で構成してございます。特別会計では、情報事業特別会計で新たに行政情報処理業務事業費支出の計上がございますが、そのほかは各施設の事業運営に要する人件費、燃料光熱費、原材料費ほかの運営経費の計上でございます。この事業活動支出の合計は、次の75、76ページをごらんいただきまして、右側合計欄でございます、14億877万4,000円となりまして、事業活動収支の差額は200万円としてございます。これを最後の予備費支出に計上いたしまして、前期と同額の1億3,508万5,000円を次期繰越収支差額といたしたいとするものでございます。 各会計の詳細は9ページから72ページまでに会計ごと記載がございます。こちらの説明は省略させていただきたいと存じます。 以上、平成24年度財団法人上田市地域振興事業団の事業計画及び収支予算の概要について申し上げました。 合併によりまして事務局体制も大きくなってございます。一体化とともに各施設のノウハウの共有など、サービス確保、利用増、運営の効率化に向けまして、市といたしましても職員を増員派遣するなど、事業団の経営の安定化に向けまして指導監督してまいりますので、よろしくお願いいたします。 以上であります。 ○議長(尾島勝君) 金子商工観光部長。          〔商工観光部長 金子 義幸君登壇〕 ◎商工観光部長(金子義幸君) 平成24年度上田市産業開発公社の事業計画及び収支予算をご説明いたしますので、別冊の平成24年度社団法人上田市産業開発公社、一般会計・特別会計事業計画書、収支予算書をお願いいたします。 まず、平成24年度一般会計事業計画についてご説明申し上げますので、1ページをお願いいたします。上田市産業開発公社では、観光を市のリーディング産業とする上田市の方針に沿って観光振興に重点を置いた事業展開と、所有する上野霊園及び塩尻霊園の管理業務を行ってまいりました。平成24年度からは観光に対する取り組みが上田市、上田市観光コンベンション協会、上田市産業開発公社と3つの組織で行っているため、組織の役割を明確化し、事業をより強力に推進するため、観光事業については観光コンベンション協会に移行して行うこととし、公社では信州上田大花火大会などの観光支援事業を行ってまいりたい計画になっております。 続きまして、一般会計予算について申し上げますので、資料の3ページをお願いいたします。まず、収入の部でございますが、墓地の管理収入、販売収入、保有土地の販売収入が主なもので、前期収支差額を合わせまして収入合計を4億8,636万6,000円といたしたものでございます。 続いて、支出の部を説明申し上げますので、4ページ、5ページをお願いいたします。支出といたしましては、管理費、塩尻、上野霊園の管理及び上野霊園の販売に関する経費を計上しております。観光事業推進費では、昨年まで行っていた観光バス等の観光会社誘客受け入れ事業を上田観光コンベンション協会へ移行したことから、事業を縮小し、観光支援事業の負担金を計上してございます。 そのほか、観光交流事業は事業を廃止し、支出合計額1,774万円となっております。収入合計から支出合計を差し引きました当期収入支出額が631万7,000円の減となる見込みになっています。その結果、当期繰越収支差額を4億6,862万6,000円と見込んでございます。 続きまして、6ページをお開きください。平成24年度上田市観光会館売店事業特別会計事業計画でございます。観光会館の売店事業につきましても上田観光コンベンション協会に移行したことから、事業の清算業務を行います。 予算について申し上げますので、7ページをお願いします。収入の部でございますが、平成23年度の清算費として売掛金、未収金、雑入で合計500万1,000円を見込んでおります。 続きまして、8ページの支出でございます。収入の部と同様に、清算費として買掛金、未払金等で500万1,000円を見込んでおりまして、当期繰越収支差額は826万円と見込んでおり、清算終了後は一般会計へ繰り入れを考えております。 以上、社団法人上田市産業開発公社の24年度事業計画と予算の説明をいたしました。 当公社といたしましても公益法人の改革に伴い本年度中に組織のあり方について検討し、方向性を見出してまいりたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。                       ◇ △日程第6 繰越明許費繰越計算書及び予算繰越計算書の報告 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第6、繰越明許費繰越計算書及び予算繰越計算書の報告を議題といたします。 市長から、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越明許費繰越計算書が、また地方公営企業法第26条第3項の規定により予算繰越計算書が提出されました。 担当者から順次報告を求めます。井上財政部長。          〔財政部長 井上 晴樹君登壇〕 ◎財政部長(井上晴樹君) それでは、別とじになっております平成23年度上田市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてをごらんいただきたいと思います。 これは、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして、平成23年度上田市一般会計繰越明許費の繰越計算書を調製し、報告いたすものでございます。 お開きいただきまして1ページからでございますが、款7商工費、項1商工費の観光施設整備事業から、以下2ページの款13災害復旧費、項1農林水産業施設災害復旧費まで、全部で10事業、総額7億8,768万9,849円を平成24年度に繰り越したものでございます。繰り越しの主な理由でございますが、関係機関との調整協議や事前の事務手続、あるいは用地交渉等に不測の日数を要しまして、いずれも年度内の完成、完了が困難なため、次年度へ繰り越しをいたしたものでございます。 個別の事業につきましては記載のとおりでございますので、説明は省略させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 岡田上田地域自治センター長。          〔上田地域自治センター長 岡田 洋一君登壇〕 ◎上田地域自治センター長(岡田洋一君) 別冊になっております平成23年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてをお願いいたします。 これは、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして、平成23年度上田市塩田有線放送電話事業特別会計繰越明許費の繰越計算書を調製し、ご報告申し上げるものでございます。 1ページをお願いいたします。款2事業費、項1事業費の有線放送事業でございますが、放送関連の設備撤去及び放送局舎等の解体工事につきまして、関係機関等との協議や事前の事務手続などに不測の日数を要しまして年度内の完成が困難なため、3,451万2,500円を平成24年度に繰り越しいたしたものでございます。 以上、繰越計算書についてご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 清水健康福祉部長。          〔健康福祉部長 清水 敏昭君登壇〕 ◎健康福祉部長(清水敏昭君) 別とじになっております平成23年度上田市産院事業会計予算繰越計算書の報告についてごらんいただきたいと存じます。 これは、地方公営企業法第26条第3項の規定により、平成23年度上田市産院事業会計予算繰越計算書によりましてご報告申し上げるものでございます。 次のページをお願いいたします。資本的支出の建設改良費でございますが、産婦人科病院への引っ越しの費用83万7,900円を平成24年度に繰り越すものでございます。繰り越しの主な理由は、移転新築した産婦人科病院の開設に当たり、業務開始を4月1日の開設許可日及び設置条例の施行日に合わせるため、この4月1日に引っ越しを行い、次年度へ繰り越しをいたしたものでございます。 以上でございますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) 大沢上下水道局長。          〔上下水道局長 大沢 和正君登壇〕 ◎上下水道局長(大沢和正君) 別冊になっております平成23年度上田市水道事業会計、公共下水道事業会計予算繰越計算書をお願いいたします。 1ページをごらんください。平成23年度上田市水道事業会計予算繰越計算書の報告についてをお願いいたします。これは、地方公営企業法第26条第3項の規定によりまして、平成23年度上田市水道事業会計予算繰越計算書をご報告申し上げるものでございます。 2ページをお願いいたします。資本的支出の建設改良事業費でございますが、5,448万3,700円を繰り越すもので、主に道路改良、下水道等他事業との工程調整による繰り越しでございます。内訳の主なものといたしまして、建設事業費が神畑配水管布設がえ工事ほか4件で2,322万7,200円、改良事業費が川辺町国分線配水管布設がえ工事ほか5件で3,125万6,500円でございます。 次に、3ページをお願いいたします。水道事業費用の営業費用の受託工事でございます。234万2,500円を繰り越すものでございます。いずれも前項と同様の理由でございます。内訳でございますが、腰越深山地区下水道に伴う配水管布設がえ工事ほか1件でございます。 次に、5ページをお願いいたします。平成23年度上田市公共下水道事業会計予算繰越計算書の報告についてお願いいたします。これにつきましても地方公営企業法第26条3項の規定によりまして、平成23年度上田市公共下水道事業会計予算繰越計算書をご報告申し上げるものでございます。 6ページをお願いいたします。資本的支出の建設改良費でございますが、4億7,162万4,050円を繰り越すもので、主に管渠新設工事による通行どめ迂回路等の地元との調整によるものでございます。内訳の主なものといたしまして、公共下水道建設改良事業費は公共下水道新設工事南部1工区ほか22件で3億9,964万550円で、特定環境保全公共下水道建設改良事業費は、事業が西内第1工区ほか7件で7,198万3,500円でございます。 以上、予算繰越計算書につきまして一括ご報告申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(尾島勝君) これより質疑に入ります。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕                       ◇ △日程第7 議員の派遣 ○議長(尾島勝君) 次に、日程第7、議員の派遣を議題といたします。 今定例会における地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定による議員の派遣については、お手元に配付したとおりです。 お諮りします。別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(尾島勝君) ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣」のとおり議員を派遣することに決しました。 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。明5日から10日までの6日間は議案検討等のため休会したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(尾島勝君) ご異議なしと認めます。よって、明5日から10日までの6日間は議案検討等のため休会することに決しました。 次回は6月11日午前9時30分から会議を開きます。 本日はこれにて散会します。          午後 零時02分   散会...